ぜひぜひ展示会にお出かけくださいませ!
いらっしゃいませ!地方創生ライターえさゆうです。
関市は武芸川町のステンドグラス工房「和NAGOMI工房(なごみこうぼう)」を取材しました!
「和NAGOMI工房(なごみこうぼう)」は、ステンドグラス作家であり、教室も開催されている芳山香代子(よしやまかよこ)さんの工房兼お住まいです。
玄関入ってすぐのアトリエは、木の香りが心地よい空間。全面が上質で木目の美しい「北欧パイン材」が使用されているそうです。
そして、出迎えてくれる美しいステンドグラスの数々。
玄関のドアや電球カバー、窓ガラス等にステンドグラスが使用されています。
ステンドグラスに光が当たると、床や壁に美しい陰影ができます。時間や天候によって風合いが変わるので、いつ見ても違った表情を魅せてくれますよ♪
ステンドグラスと言えば、キリスト教の教会や大聖堂などで使われているイメージが強かったのですが、
筆者は、間近で見たのは初めてだったので興味津々。
「工房を見学してもよろしいでしょうか?」の問いかけに「どうぞ、どうぞ」と快く受け入れてくださった芳山さん。
ステンドグラスを作ったことも触れたこともなかった筆者に、なんと芳山さんはステンドグラスの作り方を教えてくださいました!
山口県防府市出身。1996年8月8日に「つばき茶屋(関市山田)」をオープン。
当時のお客様に話を伺うと、「自然食を使った日替わりの「つばきランチ」は大好評!」「白玉ぜんざいが美味しかった!」と回想される方もいらっしゃいました。
2010年6月30日、自分の原点に帰ったことをきっかけに、つばき茶屋を閉店。
絵やステンドグラス制作を始め、2019年に和NAGOMI工房をオープン。
2022年現在、20名の生徒たちとクリエイティブを楽しんでいらしゃいます。
さてさて、そんなステキな芳山さんですが、
令和年6月18日から26日まで、関市武芸川ふるさと館(岐阜県関市武芸川町八幡1566)にて「ステンドグラス作品展」を開催します。
イベント名:暮らしを彩るステンドグラス「和NAGOMI工房 作品展」
会期:令和4年6月18日~26日 10時~16 時 ※木曜日は休館
会場:関市武芸川ふるさと館(関市武芸川町八幡1556)
会場TEL:0575-45-3010
主催:和NAGOMI⼯房 ステンドグラス教室
後援:武芸川まちづくり委員会 女性部会
詳しいお問い合わせ先:武芸川まちづくり委員会(0575-46-3611)
展示会では、芳山さんと和工房の生徒さんの作品が展示される予定です!
完成までに数ヶ月かけた大作も展示されるようなので、見どころばっちりですよ♪
そして!
今回の作品展のテーマは「暮らしを彩る」ということ。
※以下の写真は、芳山さんのご自宅に彩りを添えているステンドグラスたちです。
美しく輝くステンドグラスは、私たちの暮らしにどんな彩りを添えてくれるのでしょうか?
関市武芸川ふるさと館は、入場料無料なので、ぜひぜひお出かけくださいませ(もしよかったら「まち肌屋のブログを見て来ました!」と言ってもらえると嬉しいです!)。
それでは、ステンドグラスの作り方をレポートしていきますよー!
ステンドグラスの作り方
① 型紙の作成
先ずは、全体のデザイン図案を拡大コピーし型紙を作ります。
作った型紙はそれぞれカッターやハサミでカットします。
② ガラス選びと削り
作った型紙に合うガラスを選びます。ガラス選びはとても大事な工程です。
ガラスの種類や色、質感や模様によって、その作品のイメージが作られていきます。
ガラスはステンドグラス用ルーターを使って削っていきます。
ぐるりと何度も研磨を重ね、水ですすぎ、よく水を拭き取ってから型紙の上に置き、サイズを確認します。
③ コッパーテープ巻きとフラックスの塗布
コッパーテープとは「銅テープ」のことです。ガラスのフチに巻きます。
いろいろな幅の物がありますが、この巻き具合が仕上がりの美しさを左右する部分だそうです。
コッパーテープの上に、フラックスを塗ります。フラックスはハンダ付けの際に必要な薬品になります。
フラックスは、松脂などに薬品を加えて作られており、再酸化を防ぐ役割があります。
④ ハンダ付け
ハンダ付けはバラバラのガラスを固定するための作業です。
ハンダはコッパーテープを完全に覆うように、こんもりとした形に盛るのがポイント。
ハンダが薄いと見た目が貧相になるだけでなく、強度も落ちてしまうので、しっかりと盛ると良いそうです。
ハンダは失敗した場合でも、またコテを当てて温めれば溶けるので何回かはやり直しができるとのこと。
表のハンダが出来たら、裏は素早く付けます。これは、長くコテを当てていると、表のハンダも溶けてしまうためです。
⑤ ブラックパティーナで仕上げる
ハンダは、そのままだとシルバーカラーですが、ブラックパティーナという薬品を塗ることで黒色に染めることも可能です。
ハンダ付け作業を終えた後は、ステンドグラス用洗浄液で綺麗にします。そして、ステンドグラス仕上げ用の「ポリワックス」で艶出しと防錆保護を行います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この日はお時間の関係で、ステンドグラスの作り方の一部を見せていただきましたが、
おそらく、完成までにはもっと多くの手順があると思います。
しかし、芳山さんに教えていただいたことで、ステンドグラスを初めて見たような筆者でも理解が深まりました!
本当にありがとうございました♪
その美しさを見ると、ぜひ作ってみたいステンドグラス。
最初から一人で作るのは難しいかも知れませんが、教室で一度やってみるとコツがつかめるかもしれませんね♪
ステンドグラスに少しでも興味を持たれた方は、先ずは和NAGOMI工房さんの作品展へお出かけされてはいかがでしょうか?
最後にもう一度チラシ出しておきますね!
イベント名:暮らしを彩るステンドグラス「和NAGOMI工房 作品展」
会期:令和4年6月18日~26日 10時~16 時 ※木曜日は休館
会場:関市武芸川ふるさと館(関市武芸川町八幡1556)
会場TEL:0575-45-3010
主催:和NAGOMI⼯房 ステンドグラス教室
後援:武芸川まちづくり委員会 女性部会
詳しいお問い合わせ先:武芸川まちづくり委員会(0575-46-3611)
ではでは〜♪
<取材先情報>
施設名:和NAGOMI工房(なごみこうぼう)
住所:岐阜県関市武芸川町(お住まいを兼ねていますので、住所は非公開とさせていただきます)
この記事のお問い合わせ先:武芸川まちづくり委員会(0575-46-3611)