もの肌

北瀬縫製の保冷バッグKURUMI。見た目はかわいいのにプロ仕様というこだわりに武芸川のエジソンが100点満点をつけた話

話題沸騰中のKURUMIを取材しました!

いらっしゃいませ!地方創生ライターえさゆうです♪

地方創生ライターえさゆう

いま、話題沸騰中の「新(真)感覚サーモバッグKURUMI」を手がける北瀬縫製さんを取材してきましたー!!

サーモバッグというのは、いわゆる保冷バッグのことなのですが、北瀬縫製さんが手がける保冷バッグKURUMIは、一味も二味も違っていました!

 

なんと!すべてが日本の職人の手で作られた信頼の日本製。そして、素材・構造は納得のプロ仕様というすんばらしい保冷バッグでした!

保冷バッグ「KURUMI」

めちゃくちゃ可愛くないですかKURUMI??

これが本当に保冷バッグ?って感じですよね!わたくしが知っている保冷バッグって、あのギンギラギンの業務仕様っぽい感じのですけれど、

まるで丸の内OLが持っていそうな保冷バッグ

KURUMIは、めちゃくちゃオシャレな保冷バッグ。まるで、丸の内のOLさんが持っていそうなイメージですよね!

 

さてさて今回の記事では、北瀬縫製を引き継いだ鈴木夫妻(夫:誠さん、妻:恵さん)にインタビューしてきましたよ♪

左:恵さん、右:誠さん

保冷バッグKURUMIにフォーカスすることはもちろん、北瀬縫製の歴史や武芸川のエジソンと呼ばれた恵さんの父上(前社長の北瀬澄男さん)にもしっかりと話を聞いてきたのでリポートさせていただきます♪

KURUMIは大人気商品!!

ちなみに、保冷バッグ「KURUMI」は、主に北瀬縫製のオンラインショップで販売されていますが、売り切れが続く人気商品になっているそうです!

(たまに「在庫あり」になるみたいですので、要チェックですよー!)

 

北瀬縫製について

北瀬縫製の工場内

北瀬縫製は、十数人のスタッフで主に他社からの請負で「保冷バッグ」や「車の工具袋」などの特殊縫製を手掛ける会社。

岐阜県関市の長閑な武芸川町に佇む小さな町工場です。

北瀬縫製の創業は、およそ60年前。前社長の澄男さんのお父さまが縫製事業をスタートされたことがきっかけでした。

北瀬縫製前社長の北瀬澄男さん

北瀬縫製は、今でこそ請負業務と自社製品の事業ボリュームは、トントンぐらいになっているとのことですが、以前は指定されたものを作って納めて、作って納めての繰り返しだったそうです。

縫製作業をする澄男さん縫製作業をする澄男さん

縫製業界には「安い仕事」という業界のイメージがあり、工賃の安さや後継者不足から廃業される会社が後を絶たないとのこと。かつては武芸川町にもたくさんの縫製会社があったそうです。

「きつい納期」や「安い加工賃」で仕事をこなしているだけではなく、自社製品にも取り組みたい。そう考えた澄男さんは、加工業務の合間に、カッターと定規のみで、自社製品の試作を繰り返す日々を過ごします。

「ペットボトル専用の保冷バッグ」など試作品多数
買い物カゴごと保冷バッグ(すごい発想!!)
お薬飲み忘れ防止にどうぞ!

保冷バッグについては、10年以上のキャリアを誇る北瀬縫製。

武芸川のエジソンと呼ばれる澄男さんは、本当にアイデアマンでして、たくさんのユニークな自社製品を開発していました!(今回撮影したものはその一部です)

 

そして、ある日、

武芸川のエジソンの血を受け継いだ鈴木恵さんがKURUMIを考案します。

 

KURUMI開発秘話「見た目はかわいいのにプロ仕様」

「KURUMI開発のきっかけは、業務用に作っていた保冷バッグの持ち手の巾が、細くて気になったこと」。そう話すのは、武芸川のエジソンの娘、鈴木恵さん。

武芸川のエジソンの娘 鈴木 恵さん
北瀬縫製現社長の鈴木誠さん

「KURUMIは、見た目はこんなにかわいいのにプロ仕様。そこが一番の特徴」と鈴木誠社長も自信をみせます。

2人は、8年前に北瀬縫製を継ぐためにUターン。今でこそ話題のバッグを作る鈴木夫妻ですが、元々かばん作りについては素人だったそうです。

横浜在住の頃は、誠さんはコピー機のメンテナンス業を、恵さんは3人の娘を育てる専業主婦でした。

畑違いの仕事を始めた鈴木夫妻ですが、父が手掛けていた保冷バッグを改良し、やがてKURUMIとしてブランド化するまでに至ります。

父・澄男さんは「若い世代の感覚でどんどん自社製品を開発して欲しい」と2人の背中を押したそうです。

KURUMIは帆布を使用KURUMIは帆布を使用

KURUMIは素材にこだわり、トートバッグなどにも使われる帆布(帆布とは平織りで織られた厚手の布)を用いています。

それに断熱材と撥水コーティングした布で3層構造にし、耐久性と保冷性を高めました。

KURUMIの持ち手にこだわりありKURUMIの持ち手にこだわりあり

持ち手の長さも試行錯誤。当初は、普通に手で下げることを想定し、持ち手を短く設計していましたが、商談会の際に東急ハンズの担当者から「バッグを肘にかけて持つ女性が多い」とアドバイスを受けて・・・

本当にぴったりのサイズですね!

今では、女性が使いやすい長さにバッチリ修正されました!

これで、丸の内OLはもちろん、武芸川OLにもぴったりの長さになりましたね♪

KURUMIは開けやすいKURUMIは開けやすい

口には、面ファスナーとボタンを使用。持ち手を左右に軽く引っ張るだけで簡単に開けられるように設計されています。大きさは、お弁当を入れるのに丁度よいサイズ(高さ210mm×幅210mm×奥行150mm)でした!

左:恵さん、右:誠さん

KURUMIの今後の展開は「北瀬縫製の一本の柱として充分回していけるような体制づくりと、販売のノウハウを構築すること」「カラー展開やサイズ展開など、よりみなさまの求めているモノに近づけるように努力していきたい」そう話すのは、鈴木誠社長。

 

これからも北瀬縫製のKURUMIに大注目ですね!!

 

武芸川のエジソン北瀬澄男さん

ちなみに、わたくしえさゆうが武芸川のエジソンに「KURUMIのデキは何点でしょうか?」と訪ねたら「100点満点です!」と満面の笑みで答えていただきました!

 

駄菓子屋ヨウキオープン!

ヨウキな鈴木夫妻

そして、そして、なんと!なんと!!

日常業務やKURUMIの製造で、本当にアクティブな鈴木夫妻ですが、2021年3月に「ヨウキ」という駄菓子屋をオープンしました♪

ヨウキの店内

「陽気(ヨウキ)に暮らしてほしい」という店名につけた想い。

そして、子供の社交場をつくりたい、社会勉強を楽しみながらできる場所にしたいという店づくりのコンセプト。

駄菓子屋ヨウキについては、こちらの記事をご覧ください!

駄菓子屋「ヨウキ」の「陽気」な鈴木夫妻を訪ねて。コロナ禍だからこそ必要な子どもの社交場岐阜県関市武芸川町の駄菓子屋「ヨウキ」を取材しました。ヨウキは、北瀬縫製の鈴木誠さん・恵さんが2021年3月にオープンしました。コロナ禍だからこそ必要な子どもの社交場、それがヨウキです。...

 

本当にステキなご家族でした♪ 

北瀬ご夫妻、鈴木ご夫妻、これからも応援しています!本当にありがとうございましたー!!

 

ではでは〜♪

 

 

Information

社名:北瀬縫製

住所:岐阜県関市武芸川町小知野876-1

電話:0575-46-2301

HP:https://kitasehousei-kurumi.com/

SHOP:https://kurumibag.thebase.in/