多羅葉樹の木はどこにある!?
いらっしゃいませ!地方創生ライターのえさゆうです。
関市指定天然記念物の「多羅葉」を取材してきました!
武芸川生涯学習センター(岐阜県関市武芸川町小知野779−1)を発着点に、林道を歩くプチ登山でした。
ゆっくりと写真撮影しながら、往復約2時間。
関市武芸川地域の自然に癒され、多羅葉の生命エネルギーをたっぷりと感じてきましたよー♪
ちなみに、この日は武芸川まちづくり委員会きってのアウトドアマン「川嶋郁夫さん」にナビゲーションしていただきました!
川嶋さんは、登山や滝めぐり、ロードバイクなどが趣味だそうで、ほとんどの休日をアクティブに過ごされているとのこと!
今回の「多羅葉」取材に同行いただき、本当に心強かったです!川嶋さん、ありがとうございましたー♪♪
※多羅葉樹の木へのアクセス方法は、次の段落で紹介しています。
山の中にふっと現れる巨木
関市武芸川の天然記念物「多羅葉」は、武芸川小知野(おじの)地区の眺視(ちょうし)山麓にありまして、幹周り3.5m樹齢400年と推定されています。
いまから400年前って、江戸時代前期ぐらいですよね!?
そんな昔から、この地にいらっしゃったとは・・・
果たして、この樹齢400年の多羅葉樹の木は、
もともとこの地に自生していたのか?それとも、誰かが植栽したのか?
植栽したとしたら、何のために?
わたくし、えさゆうは、こんな感じで歴史ロマンに想いを馳せながら多羅葉樹の木を見させていただきました。
山の中にふっと現れる、ひときわ大きな木。多羅葉樹の木。
実際に現場でご覧いただくと、とてつもない迫力なのですが、特に10mにも達する根っこから力づよい生命力が感じられました!
わたくし、えさゆうとのツーショットを見ても、多羅葉の大きさが見て取れるかと思います。
※手を拡げながら優雅に!?写真撮影しておりますが、この写真の位置まで登るには、かなり急になっていますのでご注意ください(汗)
多羅葉は「葉書」の由来にもなっている
実はこの多羅葉ですが、葉書の「葉」の由来にもなっている樹木なのです。
多羅葉の葉には特性がありまして、葉裏に木の枝や針などで傷をつけると、その部分が黒く変色し、長期にわたって残ります。
つまり「葉に文字を書いて保存」しておくことができるのです!
これが「葉書」の語源とされていまして、葉に字を書いた→葉書となったと言われています。
また、寺社では経文を書き写したほか、葉を炙ることで吉凶を確かめるなど、多羅葉はとても重宝されたそうです。
そのため、現在、多羅葉が多く見られる場所は寺社となっています。
武芸川の多羅葉のように、山の中に生えているものは珍しいかも知れませんね!
武芸川の多羅葉は、平成8年8月8日に「関市指定天然記念物」となっており、その所有者は金峰神社(キンポウジンジャ)となっています。
ここまで大きな多羅葉樹の木は、なかなかお目にかかれないと思いますので、ぜひぜひ訪問してみてくださいね♪
アクセス方法
さてさて、多羅葉樹の木までのアクセス方法をご説明しますね!
もし、この方法よりも良いアクセス方法を知っている!という方がいらっしゃいましたら「こっそり」教えてください(笑)
① 武芸川生涯学習センターを発着点にする。
多羅葉樹の木付近には、駐車場がありません。一番便利なアクセス方法は、武芸川生涯学習センターに車を停めて歩いていく方法です。
※もし大勢でお越しになる場合は、武芸川生涯学習センター事務局まで一声かけていただくと良さそうです。
武芸川生涯学習センターから多羅葉まで、片道「徒歩40分」程度です。
道中で写真撮影しながらゆっくりと見て回っても、往復2時間あれば帰ってくることができますよ!
ちなみに、多羅葉樹の木付近には「トイレ」や「自動販売機」はありませんので、必要な方は事前に済ませておくとグッドです。
② テニスコート先のT字路を右折
武芸川生涯学習センター裏手のテニスコートを左手に、中央ふれあい広場を右手に見て進んでいき、突き当たりのT字路をすぐ右折します。
後は、林道入口まで「ひたすら真っ直ぐ」進んでいきます。
林道入口までの道中は「静かな田舎まち」という感じの長閑な風景が広がっていますよ!
特にポカポカ陽気の日には、最高の散歩が出来そうです♪
④ 林道入口を直進する
「起点 林道 東洞線」の立て札が左手に見えてきます。この道を真っ直ぐ進みます。
⑤ 案内看板に沿って進む
基本的に、林道を真っ直ぐ進んでいきます。途中、山仕事用の脇道が出てきますが、メインの道(一番幅の広い道)を進んでいけばOKです。
迷いやすい分岐点には、案内看板が設置されていますので、はじめて訪れる方にも安心ですよ♪
⑥ 多羅葉まであと300mの看板を左斜め上方向に進む
ここが一番迷いやすい部分かな〜と思ったのですが、この看板が出てきたら左斜め上方向に進んでください。
真っ直ぐにも林道が続いていますが、これを真っ直ぐ進むと、すぐに行き止まりになります。
一応、行き止まりの方に進むとどんな感じかを紹介しておきますと・・・
終点から砂防ダムを見ることができますよ!これはこれで、行き止まりでも進んでみる価値はあるかも!?(分岐点から徒歩3分ぐらいです)
⑦ ロープ伝いに登り道を進む
崖側がかなり急になっているので、注意して進みます。小石も増えてきますので、グリップの効いた登山靴がおすすめです。
もしお持ちの方は、ステッキもあるとさらに安心かな〜と思います!
⑧ 注意しながら丸太橋を渡る
丸太橋が掛かっている場所が数カ所あります。丸太は経年劣化によって「朽ちている部分」や「苔で滑りやすい部分」がありますので、十分お気をつけください。
⑨ 多羅葉樹の木に到着
多羅葉樹の木に到着です!
お疲れ様でした!壮大な多羅葉をお楽しみください♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?関市指定天然記念物「多羅葉(たらよう)」。
ポイントをまとめると、下記のような感じでしょうか!
・多羅葉樹の木は、岐阜県関市武芸川小知野地区にあります。
・平成8年8月8日「関市指定天然記念物」に。
・樹齢400年超の大木。
・武芸川生涯学習センター発着で、徒歩往復2時間。
わたくし、えさゆうは生まれて初めて多羅葉を見ましたが、あまりの壮大さに「すっげー!!」「すっげー!!!」しか言っていませんでした(語彙数!)。
重ね重ねになりますが、
武芸川の多羅葉樹の木は、本当に「すっげー」ので、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいと思います!!
この記事が、みなさまのお役に立つことを祈っています。
ではでは〜♪
Information
スポット名:多羅葉樹の木
場所:岐阜県関市武芸川小知野地区
取材協力:川嶋郁夫さん(武芸川まちづくり委員会)
ライター:えさゆう