いらっしゃいませ!地方創生ライターえさゆうです♪
岐阜県関市武芸川町の北部、寺尾ヶ原千本桜で知られる「寺尾(てらお)」地区に、てゆりキャンプ場がグランドオープン(2023年9月10日)しました!
てゆりキャンプ場は「地元を活性化させたい!」との想いで、寺尾地区出身の後藤充香(ごとうみちか)さんが、先祖代々の山林を切り開いて造成しました。
てゆりキャンプ場は、寺尾地区の緑に囲まれた静かな場所にあります。キャンプ場のすぐ脇を浅瀬の川が流れ、鳥のさえずりが優しく響き渡ります。
日常の殺伐とした空間から抜け出し「寺尾で」「ゆっくり」「リラックス」してほしいとの想いを込めて「てゆりキャンプ場」と命名。
手を加え過ぎない「自然に近いキャンプ場」づくりにこだわっています。
てゆりキャンプ場は、約1,320平方メートルの山林を整備し、5区画(2023年9月10日現在)のサイトが設けられています。
夫婦で地道に整備
キャンプ場の杉の伐採は、中濃森林組合に依頼。
後藤さんは、仕事終わりや休日に旦那様と通っては、重機を使用して整地したり、砂利や瓦チップを敷いたりと地道に作業しました。
後藤さんは「地元の田下建設さんが重機を貸してくれたり、友人が手伝いに来てくれて、本当に助かりました」と話します。
寺尾に、にぎわいを
てゆりキャンプ場は、2023年3月に閉校になった寺尾小学校の近くにあります。後藤さんは、寺尾小学校の卒業生です。
後藤さんは「自分の時代は、70人ほどが在籍し、夕方にはまちの商店に子どもたちが集まってにぎやかだった」。
「いまでは、まちの商店も小学校もなくなった」「このままでは、人が住まなくなる。自分が育った寺尾に、人が集まれる場所をつくりたい」と、キャンプ場をオープンすることを決心しました。
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後藤さんは、キャンプが趣味で、毎週のように家族で各地へ出かけていたそうです。その経験が、キャンプ場づくりに活かされました。
後藤さんは「家族連れから、年配の方まで、いろいろな方に来てほしい」「ゆっくりできる空間が拡がっているので、疲れたらゆっくりしに来てほしい」と想いを込めます。
てゆりキャンプ場の利用方法など
てゆりキャンプ場の利用形態は、オートサイト、テントサイト(テント1張)、DAY(要相談)となっています。
オートサイトは、車1台まで駐車可。テントサイトは車の乗り入れ不可です。
予約は、てゆりキャンプ場の公式Instagramアカウントから行います。
てゆりキャンプ場 サイト紹介①
※詳しい区画については、必ず現地でご確認ください。
てゆりキャンプ場 サイト紹介②
てゆりキャンプ場 駐車場
トイレや洗い場など
2023年9月10日現在、てゆりキャンプ場には、入浴設備(シャワー含む)がありません。希望者には、キャンプ場から車で約15分の「武芸川温泉」のお得な入浴券を配布しています。
後藤さんの人柄に惹かれて
今回、取材していて筆者が思ったことは「後藤さんが、とてつもなく優しく、笑顔が超ステキ」ということ。
そして何より「地元を元気にしたい!」と、実際に行動されていることに、とても勇気づけられました!
9月10日(日)のてゆりキャンプ場グランドオープンには、たくさんの人がお祝いに駆けつけました。町内だけではなく、市外・県外からも!
「Instagramを見て、ずっと応援していました」「絶対泊まりに行きます」。嬉しいメッセージの数々が後藤さんの励みになったそうです。
てゆりキャンプ場のこれから
後藤さんは、てゆりキャンプ場の未来をしっかりと見つめています。
具体的には、下記の構想があり、ますます進化していきそうです!
てゆりキャンプ場のこれから
★わかりやすい看板を設置する
★川沿いの土地をフリーサイトにする
★受付を設置して、貸し出せるものを用意する
★シャワーを整備する
また、将来的には「寺尾地区の古民家を活用したカフェ」や「宿泊施設の開業」。そして母校である「寺尾小学校の利活用も目指す」と、夢は広がります。
寺尾を元気にしたい!
後藤さんの挑戦は続きます。
Information
施設名:てゆりキャンプ場
住所:岐阜県関市武芸川町寺尾
営業時期:通年営業
営業時間(宿泊):チェックイン12時、チェックアウト11時
営業時間(DAY):10時から17時
取材日時:2023年9月10日(日)
取材対応者:後藤充香さん
お問い合わせ:てゆりキャンプ場公式Instagramアカウント